一家に一台、鍵がいらないスマートロック
毎日の鍵の持ち歩きや、子供が学校から帰ってきたとき鍵を忘れて家の前で待っていた経験はありませんか?
従来の物理鍵は持ち歩いたり、紛失などの利便性の面でも課題があり、セキュリティでの複製のリスクもあるかと思います。
今スマート家電の中でも注目されているスマートロックは、家のセキュリティを強化しつつ、より簡単で便利な鍵管理を可能にする新しい選択肢として、家庭やオフィスで導入が進んでいます。
そんなスマートロックを導入してみての感想をお伝えします。
買おうか悩んでいる方、本当に使えるのかと思っている方の参考になれば嬉しいです。
もう手放せない便利さ
はじめに結論ですがもう手放せないくらいの便利さです。鍵の持ち歩きもしなくてもよいし指紋認証で、すぐに開けられる。買い物で両手がふさがっている時に指一本で解錠できるのは本当にストレスがありません。
仕事で指紋がかすれてしまったり、手袋をしている時は暗証番号で開けられるので指紋以外の開け方もあります。カードやスマホのアプリからも開けられます。ハブを使うと外出先から施錠や解錠したり現在の状態もわかります。このようなことができるようになったのは本当に助かります。
導入きっかけは子供の締め出し
どうしてスマートロックを導入しようと思ったのか、まだ子供が小学校低学年の時に学校から帰って来た時に鍵を持って行き忘れて入れないことがありました。
その時はまだアイキッズ(学校内学童みたいなところ)にも入っていたので、そのまま学校に戻って過ごしてくれたので助かりました。
夫婦ともに仕事をしていて、奥さんは時短なのですが17時まで仕事。帰りは1時間ぐらいかかるので入れないと暗くなってしまいます。子供の締め出しはちょっと怖いのでどうしようかと話していたところにスマートロックがちらほらと取り上げられてきました。
スイッチボットが良かった理由
様々なスマートロック製品がありますが、自分が購入したのはスイッチボットのスマートロックと指紋認証ドアロックのセットです。
こちらはスマートロック本体と指紋認証ドアロックがついており、様々な解錠に使えます。
スマートロック単体だとスマートフォンかインターネット経由でハブに接続しないと解錠できません。
子供がいるご家庭は指紋認証か暗証番号のドアロックをセットで買うのが良いかと思います。
セットで割引して売っているのですが、他のものに比べるとちょっとお値段が高くなってしまいます。
楽天やamazonのセールで安くなっている時もあるので購入するときは、安いときを狙って買うとよいと思います。
ですが家族で使うことと子供にもわかりやすいのはどれなのかを考えた結果でした。
他のものはスマホを持っているのであれば、とても便利だとは思うのですが子供は持っていません。学校から帰ってくるときも、「タグ」とか持っていたりカードを持たせたりすると紛失するかもしれないと思ったので。
ハンズフリー解錠がないのは自分にとってデメリットでもなんでもないので特に気にしません。合鍵もスイッチボットで 「ワンタイムパスワード」 や 「ゲスト設定」 で作ることもできるので他と比べても気にするようなことでも無かったです。
それぞれのメーカーには特徴というか強い部分もありますが平均して80点取れていれば問題ないとも思えたからです。
第一は子供が使いやすい事でしたから。
後は拡張機能というか、スマート家電もスイッチボットからいろいろなものが出ているので、今後買うことがあるのならば、同じところでそろえた方が良いと思ったので決めました。
スマホや指紋番号でも開けれる
スイッチボットだと指紋や番号等、子供でも比較的に扱いやすいと思いました。直感的にもわかりやすいかなと。
子供に教えている時も、すんなりと覚えてくれて、「ここに指を置けばあくよ~」って伝えて実践してもらうとすぐ理解してくれました。それと同時に番号も覚えやすいものを子供に作ってもらって忘れないようにしてもらいました。指紋が使えなかったり手袋をしている時にでも使えるようにと。
指紋認証も完ぺきではないので、乾燥してたり傷があると認識しづらい事があります。その時は別の指か番号で開けます。指紋も全部で100個登録できますので、両手や同じ指でも2個とかやっておけば確実性が増すかな?と思って登録しています。
他に元からついていたものはカードキーで、かざすと解錠できる物もついていました。
かざせば開くのですけどカードを持っているのが邪魔なので押し入れにしまったままです。
買い物の荷物持ちでもOK、物理的にも楽になった
買い物の時に両手がふさがっていても鍵をとりださないで開けることができるようになりました。指を合わせないといけないのですが比較的簡単なのですごく良かったです。鍵を取り出さないのは本当にストレスフリーです。
鍵を持たなくて良くなったので、紛失の心配や何処にしまったか、鞄だったかポケットなのかを考えることもしなくなりました。時短にもなります。
電池が特殊
スイッチボットに使われる電池ですが、カメラ用の電池なので一個の値段が高いのがちょっと残念でした。外側につけるボタンの機械と内側とで計4本使用します。他のメーカーもこれを使うところが多いので変わらない分良いのかなと。ただ持ちが他のメーカーに比べて短いのがダメな点でした。
ですが最新 「スマートロックプロ」は単三電池で使えるみたいなので、改善されています。なので今購入をするのならば最新の物が良いかとおもいます。ちょっと旧型(自分が買った物)より値段が高いですが。
一回の交換で使用頻度によりますが、半年から9か月くらいは持ってます。電池の事を気にしない人は、気にしないのかもしれないですが、ランニングコストは減らせるなら減らすのがいいと思います。
新しい物「プロ」と前の型はほぼ機能的には変わらないのですが、デザインが違って内側から開けるのにボディのボタンを押すと解錠、施錠してくれる物と、アタッチメントでサムターンに着けられる種類が増えたこと。バッテリーぐらいなのでどちらを買ってもないよりは遥かに楽になります。値段も高くなるのでお好みで良いと思います。
取り付けられるか?
家のドアで使えるかが一番心配でしたが、形状や造りを見たら取り付けできるのがわかったので良かったです。基本的な造りのドアには付けられるとは思います。
後はロック用特殊サムターンホルダーが別売りしていますのでサムターンの形状が楕円形でも大丈夫です。
SwitchBot ロックサムターンホルダー専用部品 スマートロック専用両面シール 価格:980円 |
サポートでは、専用アタッチメント3Dプリンター部品サービスというのがあって、特殊な形状のサムターンで対応外でもこのサービスの利用で対応できると書いてあります。一度ご家庭の物が合わない場合は確認してみてはいかがでしょうか?
鍵が2個あるドアだと2セットないといけないので、その分高くついてしまいますが。
サムターンの形や周りの造りで機械が付けられるかどうかを見て買うのを判断すればよいかと思います。取り付けには強力な両面テープで付けるので、しっかりと脱脂して、取り付けても塗装がはがれないことも確認してください。結構重いのですが、しっかりとシリコンオフやアルコールで脱脂して貼り付ければまず剥がれないと思います。それぐらいしっかりとした両面テープがついてきます。
ドライヤーなどである程度温めると、より一層しっかりくっつきます。
こちらも最近ですが強力なマグネットで両面テープを使わないで付けられるみたいです。また別途で買わないといけないのですが、賃貸や傷つけたくない方には良いと思います。
【アクセサリー】SwitchBot ロック/ロックプロ/指紋認証パッド/キーパッド 専用 マグネット(5個入り)磁石 取付簡単 価格:980円 |
スマートロック製品
多くのメーカーがスマートロックを提供しています。以下に代表的なメーカーとその製品を紹介します。
スイッチボット (Switch Bot) 約12,000円程
ロック ロック Pro
取り付けは両面テープか別売りの強力マグネットで取り付けます。賃貸物件にも適しています。
別売りのセットである指紋認証パッドと一緒に使うととても便利です。
単体だとスマートフォンのアプリで解錠できます。
指紋認証パッドを使うと指紋認証や専用カード、暗証番号などができます。
別売りのハブを使うとインターネットでアプリを使って遠隔で操作でき、鍵が開いているかしまっているかも外出先でわかるようになります。
Apple Watchにも対応していますが、アプリをインストールしなくてはいけません。
他にもワンタイムパスワード解錠や期間限定パスワード/指紋解錠もありゲスト用に期間限定でアクセスできるよう鍵を作ることもできます。
スイッチボットはスマート家電をいろいろと出してますので連携もしやすいです。
キュリオ (Qrio) 約24,000円前後
Qrio Lock
取り付けが簡単な両面テープ式で、賃貸物件にも適しています。
ハンズフリー解錠やオートロック機能を搭載しており、スマートフォンとの連携が可能です。
BluetoothとGPSを使ったハンズフリー解錠が便利で、ドアに近づくと操作もしないで解錠してくれる機能があります。
別にQrio Key Sという別売りの専用リモコンキーがあれば近づいて立ち止まればハンズフリーで解錠することができ、ボタンを押すことでも解錠できます。
Qrio Padは玄関外に着けてスマートフォンがなくてもQrio Cardや暗証番号で開けることができる端末ですが、指紋認証はついておりません。ネットワークから解施錠できるようにするQrio Habもありますのでスマートフォンからの外出先からの操作ができます。Apple Watchにも対応していますが、リモート操作、ハンズフリー解錠はできないです。
合鍵もアプリが入っていれば発行できるみたいです。
ソニーの完全子会社で信頼も高いです。
キュリオ Q-K2 Qrio Key S キュリオキーエス Qrio Lock専用リモコンキー スマートロック QK2 価格:6370円 |
キャンディハウス (Candy House) 約6,500円
SESAMEシリーズ
QRコードを使った合鍵の生成や、無制限のスマートフォン接続が可能です。手頃な価格で、使いやすさに定評があります。サイズが世界最小サイズということもあり、とても小さく、軽いスマートロックで取り付けも簡単といわれています。
外側に着ける端末のセサミタッチプロがあると指紋認証やカード、暗証番号での解錠も出来ます。
他社の製品と違ってカードは、専用カードは不要で、FeliCa と MIFARE のリーダーも搭載しており、手持ちのSuicaや社員カードなどのICカードで簡単にセサミの開錠が可能という点があります。これによって通勤でスイカなどを使っている方は、新たにカードを持つことしないで済みます。スイカをスマートウォッチやスマートフォンに入れている人はそれでも開けることができます。
合鍵を作るときはアプリがあればQRコードでのシェアができるところも良い点かと思います。
「Nature Remo」シリーズとの連携ができ、ネットからの解錠施錠もできるようになります。
ハンズフリー解錠はただBluetoothの反応が悪いときがあると、ネットの評判で書かれています。
といろいろとあります。他のメーカーもありますが自分が見たのはこのぐらいでした。
大体の使い方は同じようなイメージですが、物によってはタグを持っているだけ開いたり、スマホを持っているだけで近づくと開く物もあるようです。 それぞれの特徴を理解して自分にあったのを買うのが良いかと思います。
【公式ストア】セサミ5+セサミタッチプロ SESAME5 スマートロック lock 玄関 後付け 暗証番号 指紋認証パッド ICカード Suica PASMO 工事不要 Apple Watch 価格:12880円 |
選ぶ基準は?
個人的にですが、
子供がいるのであれば スイッチボット
夫婦、カップル キュリオ (Qrio) キャンディハウス (Candy House) スイッチボット
一人暮らし キャンディハウス (Candy House)
安く済ませたい キャンディハウス (Candy House)
総合的にみると スイッチボット
と思いました。
夫婦、カップルはスマホオンリーで済ませることができると考えました。
値段的に中間層のスイッチボットが良いと思いました。スイッチボットは拡張性があり、使いやすさもそこそこにあると思います。
キャンディハウスのセサミシリーズは特に値段が安く、導入しやすさは一番だと思います。指紋認証パッドも含めても、12,000円もかからないでそろえることができます。
キュリオはハンズフリー解錠もありますが値段が高くハードルが高いと感じました。
便利な機能もあり良いと思うのですが自分には高嶺の花に思います。
スマートロックのメリットデメリット
すべてのスマートロックに共通している大きなメリットは、鍵の開け閉めが非常に簡単、鍵の持ち歩き紛失がなくなる、という点でしょうか?
防犯面や利便性がとても向上すること、鍵の盗難もなくなるというのもあります。
メリットだけではなくデメリットもあります。
まず導入にお金がかかる。
大体の値段ですが10,000円〜25,000円ぐらいのものが多く、それに加えて外側の端末も必要な人には買わなくてはいけません。そうすると更に値段がかかってしまいます。
ランニングコストもかかります。年間で電池代で1500円以上かかるものも。
電池が切れると、物理鍵で開けるしかないので締め出されてしまいます。電池の残量を気にしなくてはいけないですが、半年もしくは1年くらいに1回なので大丈夫だと思います。
ほとんどの機種では残量が確認しやすいですし、少なくなると音やLEDの光で教えてくれて、交換し忘れを予防できます。
取り付け位置によってはドアのバーをつかむときにぶつかって煩わしくなる人もいると。
デメリットを調べる
いろいろなメリットデメリットがありますが、スマートロックを取り付ける前と後では鍵にまつわる煩わしさがなくなりました。
子供も「鍵を持たなくて楽」と言ってますし自分ももって行かなくても良くなり、良い事ばかりでした。
導入こそお金かかるし、取り付けられるか心配、防犯面でも気になっていました。でも導入してから今までの心配や不安は一切なくなりました。便利なことは精神的にも良くなるんだなと。
食器洗浄機やドラム型洗濯機を買ったときも思いました。
自分はスイッチボットを選びましたが、好みの問題と使う人によって、その人その人のニーズがあるとおもいます。どれを買っても鍵の持ち歩きや解錠、施錠のわずらわしさからも解放されていくと思います。
どれをとっても取り付けは自分で簡単にできますので、安心して購入して良いと思います。
自分は一つ、スイッチボットでサポートを受けたのですが、迅速丁寧に教えてくれました。ファームウェアアップデートのことをわかりやすく教えてくださって助かりました。スイッチボットはサポートもしっかりしているのだなぁと、後からわかった事ですが、スイッチボットの商品を買ってよかったなと思いました。