バイクの血液、オイルの交換

フォルツァ MF13

中古バイクを買って必ずって言っていいほどした方が良い事、オイル交換。簡単だけれどもエンジンの寿命を伸ばすには一番良い方法だと思います。新車の場合は最初の1000kmの後は大体3000kmで交換だと思います。中古の場合は信頼できる場所で買わないと安心して乗れないと自分は思っています。

今回は中古で買ったということもあり安心して乗りたいと思い、オイルとオイルフィルター更にギアオイルも交換しました。スクーターだけなのかわかりませんが、このフォルツァの場合は1000km初めで6000km交換みたいです。

ZRX1100とかFZ-6とかに乗っていたときは3000km毎で交換していましたが、劣化が少ないのでしょうか自分には車種によっての距離の違いは判りません。でも安心のために3000kmでこれからも交換していきたいと思います。乗らないときには季節ごとか半年に一回程度とも思っています。

話はそれましたが、オイルは比較的交換も簡単ですし初めてのメンテナンスには良いと思います。少しでもバイクに触れあっていると愛着が湧いてきまして、大事にしたくなり長持ちにつながり手放すときも高く売れたりします。

メリットとデメリット

オイル交換することによってのメリットとデメリットを自分が思っている事を少しお伝えしたいと思います。

メリット

  1. エンジンの性能維持: 定期的なオイル交換により、エンジンの性能を最適に保つことができます。
  2. セルフメンテナンス意識の向上: 自分でオイル交換を行うことで、バイクのメンテナンスに対する意識が高まります。
  3. コスト削減: バイクショップに依頼する場合と比べて、作業代を節約できます。
  4. 交換時期の柔軟性: 自分のスケジュールに合わせて好きなタイミングでオイル交換ができます。
  5. エンジンの長寿命化: 適切なオイル交換により、エンジンの寿命を延ばすことができます。

デメリット

  1. 技術と知識の必要性: 正しい手順や適切なオイルの選択には、ある程度の技術と知識が必要です。
  2. 火傷やケガのリスク: 不慣れな作業では、火傷やケガをする可能性があります。
  3. 廃油処理の手間: 使用済みのオイルは適切に処理する必要があり、手間がかかります。
  4. 工具の準備: オイル交換に必要な工具を揃える必要があります。ですが
  5. 品質保証の欠如: 自己作業の場合、プロによる品質保証がないため、不安が残る可能性があります。

自分はコストの削減と自分ですることによって、バイクの状態を把握できる為しています。ショップに頼むとオイルを丁度の量で買うこともできて、缶を捨てることもないし手も汚れないですが。

今回の交換でボルトが硬くて、勢い余って滑って手の甲を当ててしまい、怪我をして2週間以上ずっと痛かったです。こういうことも含めて自分でするかショップに頼むかも検討するとよいと思います。

オイル交換しないと寿命が短くなる

バイクのオイルが古くなってくるとエンジンの潤滑性が悪くなって、摩擦が大きくなってしまい燃費の悪化やパーツにかかる負担も大きくなり消耗が激しくなります。摩擦が大きくなるということは、エンジンの内部の温度が上がりやすくなり焼き付きの原因になってバイクが壊れてしまいます。

ですが、適正な期間で交換をしていれば性能が著しく落ちたり、エンジンの焼き付けが起こる可能性は低くなると思います。

何よりエンジンの焼き付きもありますけど、燃費の悪化や異音が大きくなったりするのは、乗っていて気分も悪くなってしまうので交換は気持ちよく乗るためにはしっかりとして行きたいと思います。

色は悪く、様子は良くない

センタースタンドをしっかりかけてまっすぐな状態にしてから作業を始めます。オイルの油面とかがずれてしまうので、サイドスタンドではなくセンタースタンドで交換していきます。

フォルツァのオイルを交換する抜く場所、ボルトはエンジンの底についています。ほぼ全部のバイクは底についていますが、稀にボルトが何個かあってわかりにくいのもあったりしますがフォルツァはわかりやすかったです。

こちらですね。開けるとワッシャーもついているので、このワッシーは新しいのに必ず交換しましょう。

1回でつぶれてしまうので、2回目使うとつぶれたところからオイルが滲んで来てしまい漏れてしまいます。酷いとぽたぽたと垂れていて気付かないうちにタイヤについてしまい、スリップを起こして大事故になってしまいます。

今回はいつ変えたかわからないオイルフィルターもあったので、こちらも外していきます。
オイルを抜くときは自分は少し暖気して温めてから抜いています。気持ちですが、オイルが柔らかくなり
抜けやすく、中に残りにくいと思うから温めています。

オイル捨てかバットを置いて床にこぼさないようにしてからボルトを抜きましょう。できればその下に新聞紙とか万が一に地面に落ちても汚さないように敷くと良いです。


どれくらい走ったかわからないがオイルを抜いてみると色が悪くドロドロ。オイル捨てに流しましたけども流れ出ているのを見ると濁りきっていて、早めに買えてよかったと思いました。

メーターにあるオイルチェンジの表示は出ていませんでしたが、あれはたぶん6000kmで表示されると思うのであまりあてにならないと思ってます。自分は3000kmで交換する予定でいるためです。

次にオイルフィルターを外していきます。場所はサイドスタンドの横当たりです。こちらはフィルターレンチというもので外していきます。外すときにオイルも結構漏れてきますので下にオイル受けを置いておきましょう。

オイルフィルター付いていたところをきれいに拭いたりして、古いオイルをきれいにしておくとよいと思います。。パーツクリーナーとかを使うと結構きれいになります。

オイルが抜けたら、バイクを左右に傾けたりすると残っているオイルもまた出てきたりしてますので自分は良く傾けて抜いています。

抜いたら、ワッシャーパッキン類を交換してボルト、フィルターを取り付けしていきます。
フィルターを付ける時は、オイルをパッキンに少しつけて取り付けするとスムーズに取り付けできると思います。



オイルパンのねじ受けがボルトより柔らかいので、ボルトを回しすぎたり、フィルターを強く締めたりするとねじ山がつぶれてしまって大惨事になるので取り付けトルクは気を付けましょう。手で締めていって回らなくなったところから「工具で回す」というのが良いと思います。

ボルトは社外製品で磁石などがついるものもあり、エンジン内の鉄粉を少しでもとってくれるものもあるので、対応しているものもあるのならば使ってみてもよいかもしれないですね。

スクーター用オイルにしました

オイルは「ウルトラ S9 SL 10W-4」にしました。ベースの「ウルトラ E1」スクーター用にしようと思ったのですが入れる量も、そこまで使わないのでグレードの高いものにしてエンジンに負担がよりかかりにくいものにしてみました。

オイルフィルター交換時でも1.4ℓで2本もあれば十分なので。
ZRXとかに乗っている時は4ℓ近く使っていた記憶があるのでそれに比べると、本当に財布にも優しいと感じます。

新品のオイルの色がとてもきれいで出てきたオイルと段違いですね。入れて少し走れば色は濁ってしまうのですけども。

規定量より気持ち少なめに入れてから、暖気を数分して落ち着かせてからオイル量を調べて規定量になっていれば大丈夫です。
もし足りないようならば規定量まで足しておきます。

ボルトやフィルターから漏れがないか確認して周りを片付けてオイル交換終了です。

ギアオイル交換

ギアオイル(ファイナルリダクションオイル)もついでに交換していきました。こちらは推奨交換時期は初回5年、以後は4年毎という長いスパン使用するようになっていますけども、NMAX155では、10000km毎か2年に1回の交換ということを聞いていましたので、この目安で自分は交換しようと思っています。

長く使うとオイルも劣化したり金属の摩耗でよくない状態になってしまうと思うので、高くもないので交換してしまいます。

ギアオイルはNMAX155で使っていたヤマハのギアオイルにしました。残っているのでもったいないのでこちらを使用。オイル自体はエンジンオイルと同じものでよいらしいです。
量は280cc~300cc

オイルを抜くのは下のボルトからで、入れるところはサスペンションの横にあるボルトからです。一番右の写真でボルトが半分抜けてるところです。
こちらはオイルが入れづらいので先端が細長いものオイラーで入れるのが良いと思います。

入れるところと抜くところの間にもボルトがあるのですが、それはオイルの上限を量ってくれるボルトなので開けておいて、そちらから流れ出てくれば量は問題無いです。

交換してから変わった?

すべて交換してリフレッシュしたら以前よりスムーズにエンジンが回るようになりました。滑らかに回る感じですかね?気分的にも安心して乗れると思うので、適正な期間や距離で交換しておくのが良いと思います。

ジャダーが出ているのでなるべく早めに駆動系のメンテナンスもしていきたいと思いますので、また次回みていただけると嬉しいです。

最後に、メンテナンスは自分でやるには自己責任になります。知識や自信がない方はショップに依頼するのが一番かと思いますのでご参考までにと思ってくださいね。
皆さんご安全に!

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