通勤車の距離って結構距離が伸びるのでオイル交換
約22000kmで中古購入しまして、約5か月ちょい。
今約26000kmになり、そろそろオイル交換の時期になりました。
交換するとエンジンにも良いですし、吹け上りも軽くなり、乗り心地もよくなります。
通勤で一週間で125kmほど、一か月で500km。約5か月少しでツーリングも何回か行っていたので4000kmあっという間に増えました。
バイク通勤になる前は、一年間で500kmほどしか走っていなくて、オイル交換も年に2回ほど。
半年に一度変えていたぐらいで、熱での劣化ではなく、悪くなる前の交換というスタンスで交換していました。
乗っていなくても交換するのは、大事なのでしていました。
普通はネイキッドとかは3000km毎に交換と言われていますが、このフォルツァは6000kmらしいですね。ビックスクーターはそれぐらいなのでしょうか?
前回のオイル交換、購入した時のオイルがとても良い状態ではなかったので早めの交換を考えていました。
3000kmで交換予定でいたのですが、予定が合わずちょっと伸びてしまいました。
ホンダのスクーターオイルはこれです
今回も同じウルトラ S9 プレミアム スクーター (ULTRA S9 PREMIUM SCOOTER) 【10W-40】
にしました。
フォルツァの標準オイルはウルトラ E1です。
違いとして、
スタンダードタイプ ULTRA E1 ベース油の種類 鉱物油
ハイグレードタイプ ULTRA S9 ベース油の種類 部分化学合成油
粘度
ULTRA E1: 10W-30
ULTRA S9: 10W-40
高温耐久性と油膜保持能力
ULTRA E1: 基本的な耐久性を持つ。
ULTRA S9: 高温での耐久性に優れ、油膜を保持する能力が高い
推奨使用シナリオ
ULTRA E1: 全てのスクータータイプに推奨される一般的なオイル.
ULTRA S9: 高速道路走行が多い場合や、エンジンへの負荷が高い走行
コストと評価
ULTRA E1: お求めやすい価格で提供される
ULTRA S9: 高グレードなオイルであり、コストが相対的に高いが、エンジンの保護効果が高いと評価される
値段は1.5倍ぐらい違います。
頻繁に交換することはないし、一回の量があまり必要ではないのでハイグレードのS9を選んでいます。
スタンダードの方をもう少し短いスパンで交換した方が良いのかな?とも思っていますが、手間と金額の差が、バイクの寿命をよりよく伸ばすかは不明なのでハイグレードにしています。
JASO規格とは
オイルにはJASO規格というのがあり,、JASO規格の主なポイントです。
定義と目的
JASO規格は、エンジンオイルの品質と性能を確保するための基準です。1994年7月1日に運用が開始され、粗悪品の販売を防ぎ、オイルに関するトラブルを減少させることを目的としています。
車の基準も入れるともっとあるのですが、バイクには主に2つあります。
- MA : 高い摩擦特性を持つ。MT車に使用される。
- MA1: 粘度が低い
- MA2: 粘度が高い
- MB : 低い摩擦特性を持つ。スクーターなどに使用される
MT車にはMA規格で、スクーターなどにはMB規格のオイル
が推奨されています。
スクーターはクラッチがオイルに浸かっていないため、別になっている。
エンジン内部に摩擦がない方が、ギアやエンジン内部負担にならないため、摩擦が低い特性のオイルが使われるみたいです。
MT車はクラッチがオイルに浸かっていて、摩擦係数が高くないとクラッチが滑り
動力が伝わりづらい現象が起こるため、摩擦が高い特性のオイルが使用されるみたいです。
MB規格にMA規格オイルを使ってもあまり問題ないようですが、MA規格のバイクにMB規格のオイルを使うとエンジンに良くないといわれてます。
JASO規格は、日本自動車技術会(Japanese Automobile Standards Organization)によって定められたエンジンオイルの規格です。
オイル交換は自分でしますが、ショップに出しても金額はそこまで高くはないので面倒な方はお任せしても良いと思います。
きっちりとやってくださるショップならば良いですが、交換した後に周りを綺麗に拭いてくれなかったり、トルク管理をしないで強く締め付けすぎるところもあるので注意したいところです。
ショップに頼むと自分で交換しなくて良い点と、オイルを量り売りしてくれるので余らず、次に使う時までに劣化させないでよいところ。廃オイルの処分もしてくれるので楽です。
自分でやることの良い点はオイルの状態を見れる事、いつでも自分の時間で交換ができるところ、愛着が湧くところだと自分は思います。
ただ面倒だと思うことも。
オイルの値段もネットで買えばショップで量り売りで交換するより安く済むこともあります。
ただショップによっては良いオイルを量り売りしてくれたりします。
ここら辺は一長一短だと思います。
大手ショップのオイル交換について
工賃ですが大手ショップでは
ナップス
- オイル交換 1200円~
- オイル・エレメント交換 2100円~
- オイル量り売り 100ml 187円~ (スクーター用オイル)化学合成オイル100%
2輪館
- オイル交換 1100円~
- オイル・エレメント交換 1980円~
- オイル量り売り 100ml 178円~ (スクーター用オイル) 化学合成オイル100%
補足として、
2輪館はオイル会員というものがありまして年間1980円で、1年間オイル工賃が無料になるサービスがあります。
その次の1年更新は980円で更新でき、結構お得な会員制度があります。しかも5台まで登録できるので近くに2輪館がある人は入っておくとよいと思います。
ライコランド
- オイル交換 1650円~ アプリ会員 1100円~
- オイル・エレメント交換 2750円~ アプリ会員 2200円~
ちょっと調べてみたのですが、ライコランドは店舗ごとに量り売りをしているところやしていないところがあるみたいです。工賃もサイトには載っていないので何ともです。
上記のは2018年のライコランド埼玉店の工賃を載せました。
現時点での料金は不明ですが同じぐらいもしくは若干値上がりしていそうな感じです。
オイルについて
オイルは主に3種類に分けられます。
- 鉱物油
- 部分合成油
- 化学合成油
です。
・鉱物油は
価格が一番安く、オイル内に不純物が多く性能はほかに比べて性能はよくはないです。
始動性、耐熱性、潤滑性が劣り酸化もしやすいです。
定期的に交換していればエンジンを痛める心配はないと思いますが。
・部分合成油は
価格は鉱物油より高く、化学合成油より安い。中間のお値段。
鉱物油と化学合成油をブレンドして耐熱性や始動性などを改善したもので、普段使うのに値段的にも性能的にもバランスが取れたオイルになっています。
性能も悪くなく、コストパフォーマンスに優れているオイルです。
・化学合成油は
値段も高いけど性能もよいです。
始動性、耐熱性、潤滑性も一番よく酸化もしにくい。エンジン内の洗浄性も高いといわれています。
高回転で乗る方は化学合成油が良いと思います。
鉱物油もちゃんとオイル交換していれば、エンジンを痛めることは少ないですが、化学合成オイルは潤滑性もよいので少し交換し忘れても大丈夫ではないでしょうか?
ただ旧車には、化学合成オイルは向かないこともあるので、絶版車を乗っている人は推奨オイルにした方が無難だと思います。
バランス的に自分は部分合成油にしております。今後走行距離が増えるようであれば、エンジンの為に化学合成油に替えてはいくと思います。
自分がオイルを選ぶ基準は?
たまに高速に乗ってツーリングしているので、高回転で走行することがあり、鉱物油よりそれ以上の部分化学合成油の方が良いと思ってこれにしているところもあります。
エンジンが焼き付いて乗れなくなって買い替えるより、メンテナンスにお金をかける方が良いですし。化学合成油も性能が良いのですが、ネットで購入すると高い。
大手ショップ量り売りもありますが、オイルさえ購入してあれば行く時間で交換してしまえるので部分化学合成油のウルトラS9にしております。
今のところメーカー推奨のオイルの方が気分的にも安心します。
オイル交換の簡単な工程
交換の仕方、簡単に載せておきます。
ポイントは
- 暖気してオイルを温めておく
- オイル投入口を開けておく
- オイルを入れる時は初めは少なめに入れる
オイル交換はオイルが温まっていると流動性が高いため、オイルが抜けやすいように暖気をします。
熱くなりすぎると抜いた時に手にかかってしまってやけどの原因になってしまうので気を付けること。
ボルトを外す前にオイル投入口を開けておくとオイルが抜けやすいです。
エンジン底の部分のオイルドレンボルト、12ミリを外します。
外すときに床にオイルが漏れないようにビニールを敷いた方が良いと思います。
今回、オイルパックは買わないでビニール袋とトイレットペーパーで代用しました。
オイルパックもビニールにオイルを吸わせるためのものが入っているので役割としては同じことだと思います。
ボルトが長めになっているので、抜くときは結構回さないといけないですし、急にオイルが出てきたりしますので注意。
抜いたあとに、車体を傾けると底にたまっているオイルが少し出てくるので、自分でやるときは最後まで搾り取るように抜いています。
オイルフィルターを交換するときは、この時にオイルフィルターレンチでフィルターを交換しておきます。
外すと結構な量のオイルが出てきますので、外すときは床にしっかりとオイルパックを置いておきましょう。
パーツクリーナーなどでボルト周りを綺麗にしたら、新品のワッシャーに交換してボルトを規定トルクで締めます。
トルクレンチがない場合でも指で締めてから工具で軽く締めれば良いと思います。
はじめから工具で締めていくと締めすぎになってしまうことがあります。
強く締めすぎると、ドレンパンの受けねじの溝がつぶれてしまったりして交換になってしまうので。
ワッシャーを交換しないと前回つぶれたワッシャーの隙間からオイルが滲んで来て垂れてしまい、タイヤに付いたらスリップしてしまいます。大きな事故になってしまうので必ず新品に変更しましょう。
ワッシャーはつぶれることで隙間を埋めて、オイルが滲んでくるのを防ぎます。
後は、オイル規定量入れます。最初から規定量入れるのではなくて気持ち少なめに入れるのが良いです。
入れすぎると抜くのが大変なので。
自分ははじめに1.1ℓくらい入れました。
エンジンをかけて2分ほど暖気をしてエンジン内にオイルを循環させます。
エンジンを止めて5分くらいたってオイルの量を確認します。
規定のオイルレベルゲージ内(ギザギザのところ)にあれば大丈夫ですが、なければ足して調整します。
蓋を締めて完了です。
時間にして30分もかからないで終わりますので、初めてメンテナンスするにも良いと思います。
これからも、もっと長く乗っていきたいと思うのでオイル交換はしっかりとやっていきます。
スクーターだけでなくMT車も交換の仕方はほぼ変わらないので、初めてのメンテナンスにオイル交換をするのはいかがでしょうか?
オイルチェンジの表示の消し方
最後にフォルツァMF13のオイルチェンジの表示の消し方を載せておきます。
INFO AとINFO Bのボタンを同時押ししながら電源をONにします。
オイルチェンジの表示が光ったらBのボタンを押してリセットすれば、次の6000kmまで表示がつきません。
余談ですが、その横のスパナマークが出たら20000kmのドライブベルトなど交換のサインになります。
以上参考になれば嬉しいです。
皆様の良いバイクライフにつながればと思います。