バイクカバー、皆さんはかけていますか?
僕はバイクを買ったときからずっと使ってきたわけではないのですが、やっぱり必要だなって思い使いはじめました。
自分の愛車を守るために、バイクカバーは必要不可欠な存在になりました。雨や紫外線、ホコリ、さらには盗難など、外敵からバイクを守ってくれる頼れる相棒。しかし、「種類が多すぎて選べない」「そもそも必要なの?」という声もよく聞きます。
この記事では、バイクカバーの基礎知識から初心者・上級者別の選び方、素材や耐久性、さらにはガレージの有無による使い分けまでをわかりやすく解説します。
1. なぜバイクカバーが必要なのか?デメリットは?
バイクカバーには以下のような役割があります:
- 雨風や紫外線から車体を保護
- ホコリや鳥のフン、樹液の付着を防止
- 盗難の抑止力になる
- サビや色あせの防止
デメリットももちろんあります:
- 雨上がりや湿気の多いところだとサビやすい
- 熱いマフラーにかけてしまい溶ける
- 毎回のカバーをかける動作
- 稀に猫がシートにいる
特に屋外保管の場合は必須。屋内でも長期間乗らないときや、ペットや物が当たりやすい環境ではカバーが有効です。
風通しの良いところなどではほこりも積もりますし、日差しの強い場所であると紫外線によるバイクのゴム部分や樹脂部分の劣化色あせなどにもつながります。カバーによってこれらのことは防げます。雨も当たらないのでバイクが汚れずらいので洗車する回数も減らせます。
なんといってもカバーをかけることによって、外観からではどんなバイクかわからなくなりますので盗難に対しても一定の抑止力になります。
もちろんデメリットもあります。
カバーのかけ外しの動作が煩わしくなる人もいると思います。
湿気がたまりやすく風通しの悪いところでしたら、雨降った後かけてしまうとサビやすくなったりもします。このようなときは雨がやんでから拭いてかけるなどの手間もあったりします。
走った後に耐熱のカバーではないものをかけてしまい、マフラーの高温で溶けてくっついてしまうこともあります。
自分は近所にいる猫がカバーかかっているバイクのシートに座っている事がありました。雨風をよけるために居たのでしょう。ついでにシートで爪とぎもされていました。稀だと思いますがこのようなことも。
2. 初心者がカバー選びで気を付けるポイント
サイズ選びと生地の厚さ
車体にフィットするサイズを選ばないと、バタつきや擦れで逆に傷の原因になります。車種別対応モデルが理想。生地も薄すぎない300D以上がおすすめ。
防水・撥水性能
屋外では必須。撥水加工は劣化するため、防水素材+コーティングが理想です。
耐熱性の確認
マフラーが熱いうちにカバーをかけると溶ける恐れあり。耐熱パッド付きなら安心。
ロックホールの有無
前後にロック穴があると防犯性がアップ。チェーンロックと併用できます。
通気性
通気性が悪いと湿気がこもり、サビやカビの原因に。ベンチレーション機能付きがおすすめです。
サイズ選びは結構重要で大きすぎるとバタついてタンクやカウルなど擦れ傷なども多少なり出ます。トップケースなどついてる人は車種別よりももう一サイズ大きめを買ったりと工夫が必要です。
ガレージで使わないのであれば、防水性耐水性の高いものが良いですが、僕はある程度あればよいと思います。なぜなら紫外線で必ず劣化していくので、2~3年で買い替えるのが良いと僕は思っています。農水性が高いのは価格が高いからです。それならば、2~3年のサイクルで買い替えていくのもありなのではないかと考えます。
耐熱性のカバーは必須で、マフラーで溶けてしまうと汚れがとれなくなりバイクの価値を下げてしまいます。
ロックホールがあることで防犯面でチェーンロックと一緒に使えるので良いかと思います。

地味なことですが前後がわかりずらいカバーもありますので、前面にマークがあったりするとスムーズにかけることができます。以前に買った物がマークもなく前後かけ間違いをしていたりしていました。

盲点なところがカバー自体が耐熱でも、ひらひらしないようにするベルトのひもが熱に対応して弱く、マフラーについてしまい溶けて汚れるということもありました。

ビッグスクーターにしてからはそのようなことはなくなりましたが、ネイキッドみたいにマフラーが出ているのは少し注意して選ぶようにするのが良いです。
前後の末端にゴムがついているのも便利でした。
今のカバーはゴムがないので、100均で売っている自転車用ゴムひもでくくって使っています。
備え付けのベルトを毎回するより、ゴムひもでくくって使う方がひらひらしないので使っています。


色は黒かシルバーが良く出回っていますが、正直どちらでも良いと思います。黒ならば夜間の視認性が低下するので盗難されにくいけど、日中は炎天下で熱くなりやすい。
シルバーは夜間でもそこそこ視認性があるので盗難に対して気になり、日中は黒ほど熱くなりにくい。
雨風、紫外線は避けられる物を好みで選べばよいかと思います。
バイクのタイプによって耐熱部分にも気を使って選ぶのが良いでしょう。
スクーターはマフラーに触れる部分がカウルなどで隠れやすいので、そこまで耐熱重視の物を選ばないで良いかと思いますし、ネイキッドなどはマフラーが露出しているので全体的に耐熱の物を選ぶ。
そのような基準で選ぶと選びやすいと思います。
3. 上級者が重視するカバーのポイント
素材の厚さと強度
300Dや600Dといった厚手ポリエステル素材には耐久性に優れ、風によるバタつきも少ない。
カバー内側が裏起毛などで傷つきづらくなっており、高級なバイクに乗っている方には特に好まれたりします。
耐熱・防炎性能
耐熱素材に加え、防炎処理された布地なら放火などに対しても安心感がさらに高まります。
通気構造や縫製の質
通気口の設計や縫い目の処理で結露や水の侵入が左右されるため、細部までチェック。
デザインとステルス性
ロゴが目立ちすぎると盗難のターゲットになりやすい。目立たないデザインを好む人も多いです。
4. 素材・耐久性・厚さについての基本知識
特性 | 内容 |
素材 | ポリエステルやナイロンが主流。PVCやPUコーティングで防水性アップ。 |
厚さ(デニール) | 数値が高いほど厚くて丈夫。屋外なら300D以上が目安。 |
耐熱性 | マフラー周辺に耐熱布があるタイプがおすすめ。 |
通気性 | ベンチレーション付きや透湿防水素材があるとカビ防止に効果的。 |
耐久年数 | 安価なものは1〜2年、高品質モデルなら3〜5年持つことも。紫外線によって差が激しい。 |
5. ガレージあり・なしでの使い分け
ガレージなし(屋外)
→カバーは必須!
- 雨風・紫外線対策:防水&UVカットはマスト
- 防犯対策:ロックホール+目立たないデザイン
- 通気性:ベンチレーション機能付きが◎
- 耐久性:風でバタつかない重みある素材が望ましい
ガレージあり(屋内)
→カバーは使ったほうが良い場合もあり
- ホコリや傷の防止に効果的
- 長期保管や冬季保管では推奨
- 湿気がこもりやすいので通気性は重要
- 厚すぎるものよりも軽量・柔らかめで車体に優しいタイプが向いています
ほとんどの方がガレージがなく、自分も屋根なしの駐輪場に置いてます。炎天下の中にバイクを放置するのでカバーがあるとバイクの維持や盗難から守れるでしょう。
ガレージもちは炎天下にさらされることが少ないので生地が薄く、耐熱であれば十分に用途を満たせるのではないかと思います。
6. どんな人にどんなカバーが向いている?
タイプ | 特徴 | おすすめカバーの例 |
初心者(屋外保管) | 手頃な価格でそこそこの耐熱性と防水性 | 4000〜5000円前後の撥水、耐熱カバー |
初心者(屋内保管) | 軽くて扱いやすいもの | 薄手で柔らかい通気性のあるカバー |
上級者 | 耐久・防犯・カスタム対応重視 | 高機能モデルや専用設計、裏起毛タイプ |
長期保管 | 湿気対策も考慮 | 通気性◎+耐水素材+除湿剤併用 |
バイクを大事にしている方やリセールを気にしている方、高級なものに乗っている方は持っているのが良いですね。
使用状況によって自分に合うものが変わるかと思います。通勤で使っている人は毎日のかけ外しが煩わしいと思うので最悪なくても良いのかなと。
7. おすすめのバイクカバー(例)
Barrichello(バリチェロ) バイクカバー
コスパ重視のモデル。撥水加工+サイズ展開豊富で初心者にも◎。
匠 Ver.2 / Ver.2プラス
耐熱・防水・UV対策に優れた高級モデル。国産で信頼性あり。
匠 アドバンス
最上級モデル。5層構造&1年保証付き。予算があれば最強クラス。
OSS タフタバイクカバー
低価格帯ながらしっかりした品質。屋根下や簡易ガレージ向けにおすすめ。
最近ではハーフタイプの物もあったりして、ツーリング先や宿泊先での盗難用に使用したりするものも出てきたりしています。
8. まとめ|バイクカバーは「愛車のもう一つの鎧」
バイクカバーは単なる「カバー」ではなく、愛車を守る“防具”です。屋外でも屋内でも、適切なタイプを選ぶことでバイクの寿命や見た目の美しさを保つことができます。
屋外ならば特に必要です。防犯面からバイクの状態維持まで少しの手間で安心を得られます。
自分の使用状況から選んで行くのが良いですが、迷ってしまったらメーカーから出ている6000円〜10000円代の物を選べば80点はとれると思います。
紫外線が強いところや雨や風があるところでは、耐久年数が極端に減ってしまうのでコストと使用状況、何を重視するのかで選ぶと選びやすいです。
自分は通勤で使っているので、かけ外ししやすいように前後にマークがあって、人から見られないようになって紫外線から守れれば良いので4000円くらいの安いものを3年くらいで買いなおしています。
価格だけでなく、素材・サイズ・使用環境に合わせて選ぶのが失敗しないポイント。この記事を参考に、あなたのバイクにぴったりのカバーを見つけてください。
以上参考になれば嬉しいです。